コリログ@楽天お買い物マラソン爆走中

最近は楽天で買い回って結果をブログに書くのが趣味です。累計100万ポイント達成。

妻が計画・無痛分娩から帝王切開になるまで

計画・無痛分娩の予定が、帝王切開になったので何が起こったかを記録しておく。

一応最初に書いておくが病院の対応には不満はない。無事母子ともに健康で生まれたので感謝しかない。Twitterを見ていると無痛分娩や帝王切開は楽でいいねなどと言われることがあるらしいが、何にせよ出産は大変だということが広まればと思う。

もちろんコロナ渦なので夫の私は自宅待機。自分にできることはLINEで話を聞いて励ますことぐらい。(そもそもちゃんと励ませていたのかも定かではないが…)なので以降は妻からのLINEの内容を元に記載している。

もともと予定日の2週間前くらいで計画・無痛分娩を予定していた。初日は昼過ぎから入院し、検診後点滴と背中から硬膜外麻酔、陣痛促進剤の投与を開始。子宮口を開けるためにバルーンも入れた。しかし点滴でいきなりトラブル。刺しても点滴が入って行かないらしく、最終的に両腕合わせて13回点滴を打つことに。

f:id:korilog:20200714142957j:plain
こちらはマシな方の腕。逆の腕には10回刺した。

看護師もどんどん経験豊富な人に交代して、最後は先生が成功させた。この時点で両腕に痛みと痺れあり。1時間毎くらいに血圧を測るが、その度に内出血している場所が圧迫されて腕が腫れてくる。湯たんぽで温めるも効果はなく、ペットボトルも力が入らず開けれないので看護師に開けてもらう。食欲もなくなり下の血圧も60まで低下。夜は麻酔も止まり痛みが増す中、睡眠薬を飲むもなかなか寝付けず。背中から麻酔を入れているので仰向けでは寝れず、もちろん大きいお腹を下にできないので横を向いて寝るしかない。片側だけ負荷がかかるとよくないので、左右寝返りを打たないといけないが、腕が痺れてお腹が大きい状態で寝返りを打つのが大変。

あと、地味にエアコンがリモコンではなく操作盤が壁にあり、立ち上がる必要があるのが辛い。暑かったり陣痛で汗をかいたりすると寒くなるので、こまめに調整したいが立ち上がるのが大変なのでそうは行かない。また、飲み物も水は出してもらえるが、冷蔵庫がないのでぬるいものしかない。自販機も近くにない。事前に分かっていればポータブル冷蔵庫を買って持ち込めたが…。このあたりは通常は家族の立ち会いがあるので大した問題にはならないが、一人だと非常に大変になる。

翌朝5時から麻酔や点滴を再開。先生が手を入れて強制破水を試すも、まだ子供は奥の方にいるらしく失敗。この時点でドバっと出血するも、子宮口は一センチも開かず。この後麻酔も止めて陣痛促進剤を投与。痛みが増す。麻酔をしていると陣痛促進剤の効果が弱まるので、ある程度陣痛が強くなるまでは麻酔ができない。この時点で早くても夕方になりそうとのこと。ここから出産終えるまでは何も食べれないので点滴で栄養補給。

昼頃には陣痛が強まり、3分間隔に。この時点で生まれそうなのかなーと思っていた。痛みが強くなったので麻酔を再開。しかし、子宮口を確認したが2センチも開かず。ここから怪しくなってくる。また麻酔を止めて陣痛促進剤を投与し、陣痛を待つ。夕方には腕の痛みと陣痛で唸りだす。定番のひっひっふーでいきみを逃がすが、コロナ対策でマスク着用。痛みに耐えれるギリギリの麻酔を入れつつ、陣痛促進剤を足す。結局夜になっても子宮口が開かず、バルーン再投入し翌朝になりそうとのこと。

f:id:korilog:20200714152909j:plain
この辺りで疲労がたまりマスクの上から酸素マスク。体温も38度まで上昇し、下の血圧も50まで低下。徐々に帝王切開の可能性も視野に入ってくる。この日はさすがに夜中まで連絡が来ることはなかったので1時過ぎには寝れた模様。

翌朝はもう耐える力もなく早めに麻酔を再開。子宮口は3センチまで空いたが、夕方には帝王切開するか決めるとのこと。昨日の時点で破水していたことも判明。

f:id:korilog:20200714153637j:plain
血圧を測っていた腕が変色。

お昼になったが、子宮口に変化なく、このままでは出産が難しくなる。もともと帝王切開は跡が残るのが怖いから嫌だと言っていたが、追加で点滴を注射することと、退院が延びることが懸念点として発生。帝王切開になると退院が延びるのは事前に把握していたが、想像していた以上に辛いので一刻も早く家に帰りたいとのこと。点滴は上手な麻酔科医がやるのでとなだめられる。

その後私の方に先生から電話。陣痛促進剤を3日前から投与しているが、子宮口が開いていない、赤ちゃんの心音も悪化したのでこれ以上陣痛促進剤の投与ができない、このまま確率が低い自然分娩を待つより、体力のある今のうちに帝王切開することをおすすめする。帝王切開では基本的に輸血はしないが、万が一腸や子宮が傷ついて出血があると輸血する可能性があることなどの説明を受け、帝王切開を承認。

後は祈るのみ。一時間半後に完了し、母子ともに無事であること、体重などをまた電話で連絡してもらう。無事だと聞いて安心してしまい、体重などは全然覚えられなかった。その後一時間程で妻からLINEが届き、通話もできた。子供をちらっと見れたことや鳴き声はそこまでうるさくなかったことなどの他に、麻酔の影響で手術中は寒くて震えが止まらなかったことや、術後に麻酔が効いてるはずだがお腹が痛いこと、定期的に悪露を出すために傷口を全力で押されて痛いことなどを話した。明日から歩行訓練開始など、まだ大変なことは続くが、ひとまずは無事生まれて安心。

妻はまだ20代中盤、妊娠中は再検査になる項目もあったが、概ね大きなトラブルもなく順調だったので、出産になって突如大変になった感覚。やはりコロナ禍により付き添いできないことや、マスクしっぱなしの出産で妊婦には辛い状況になっている。とは言えマスク自体はどうしようもない。出産は3密だし、妊娠後期や新生児は重症化リスクがあり、万が一院内感染が広がった場合、妊娠中の転院も大変、コロナが発生した病院から転院を受け入れる病院があるのか。もし逆に転院してくると聞いたら、到底快くは受け入れられないのが本心である。しかも入院した病院は都内で2番目に出産が多いらしいので、ここが倒れれば都内の産科全体に影響がでかねない。

本当に大変な中頑張った妻と、支えてくださった病院の方々に感謝。

こちらもどうぞ

korilog.hatenablog.com

コリログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。 Amazon、Amazon.co.jpおよびAmazon.co.jpロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です